【健康コラム 34 】食べすぎで疲れた胃腸をいたわる“七草習慣”
🎍 正月明け、胃腸は少しお疲れ気味?
年末年始はごちそう続き。おせち料理やお餅、鍋料理、甘いお菓子など、普段よりも脂っこいものや味の濃い食事を口にする機会が増えます。
さらに、夜更かしやお酒の席が増えることで、胃腸は知らないうちにオーバーワーク状態に。
そんな「食べ疲れ」や「飲み疲れ」を感じたときに、体を優しくリセットしてくれるのが、1月7日の七草がゆです。
🌱 七草がゆとは? その由来と意味
七草がゆは、「春の七草」と呼ばれる7種類の野菜を使ったおかゆで、平安時代から続く日本の伝統食。
1月7日の「人日の節句(じんじつのせっく)」に食べる風習があり、**「1年の無病息災を願う」**という意味も込められています。
七草の種類と特徴
| 名前 | 効果・特徴 |
|---|---|
| セリ | 香りがよく、胃の働きを整える |
| ナズナ(ペンペン草) | むくみを和らげ、塩分のとりすぎ対策にも |
| ゴギョウ | 風邪予防に良いとされる |
| ハコベラ | ビタミンが豊富で、疲労回復に役立つ |
| ホトケノザ | 食物繊維が多く、腸の動きをサポート |
| スズナ(カブ) | 消化を助ける酵素を含む |
| スズシロ(大根) | 胃もたれをやわらげる成分が含まれる |
これらの野菜はどれも消化を助け、胃腸にやさしい働きを持っています。
お正月明けに食べることで、「内臓の休息」と「新しい年への願い」を同時に込める、日本らしい知恵の詰まった習慣です。
🍚 胃腸をいたわる食事のポイント
① 消化の良い食材を選ぶ
油っこいもの、硬いもの、刺激の強い食材は胃に負担をかけます。
おかゆ、うどん、スープなど水分の多い・柔らかい食事を選びましょう。
また、豆腐・卵・白身魚・根菜類は消化がよく、栄養もとれるおすすめの食材です。
② よく噛んでゆっくり食べる
「よく噛む」ことで唾液が分泌され、消化を助けます。
胃の負担を減らすだけでなく、満腹感が得られやすく、食べすぎ防止にも効果的です。
忙しいとつい早食いになりがちですが、「一口30回」を意識してみましょう。
③ 温かい食事・飲み物で“内臓温活”
冷たいものは胃腸の働きを鈍らせます。
温かいおかゆやスープ、白湯(さゆ)を取り入れることで、血流が良くなり、消化もスムーズに。
朝に温かい飲み物を一杯飲むだけでも、胃腸がやさしく目を覚まします。
④ 少量ずつ、回数を分けて
「お腹いっぱいになるまで食べる」より、「少しずつ何回かに分けて食べる」方が胃腸にやさしいです。
特に、正月明けの2〜3日は**“腹八分目”**を意識するとよいでしょう。
⑤ 水分をこまめにとる
胃酸の働きを整えるためにも、適度な水分補給は大切。
冷たい水ではなく、常温や温かいお茶・白湯を、一度にたくさんではなく、少しずつこまめに摂るのがおすすめです。
🕒 忙しい人でもできる!時短「七草がゆ」レシピ
「朝はバタバタで七草がゆを作る時間がない…」という人も多いですよね。
そんな方におすすめの、簡単・時短アレンジをご紹介します。
🔸 冷ごはんで時短おかゆ
炊飯器でおかゆモードを使わなくてもOK。
鍋に「冷ごはん」と「水」を入れ、中火で5〜10分ほど煮るだけで手軽におかゆができます。
七草はスーパーで売っている「七草セット」を刻んで、最後にさっと入れれば完成です。
野菜を煮すぎないことで、シャキシャキとした食感も楽しめます。
🔸 冷凍野菜で代用
七草が手に入らないときは、大根・カブ・小松菜・ほうれん草など、家にある野菜でOK。
栄養バランスも良く、同じように胃腸にやさしいおかゆになります。
🔸 電子レンジでスピード調理
耐熱ボウルにごはん・水・刻んだ七草(または代用野菜)を入れ、ふんわりラップをして電子レンジで5分ほど加熱。
手間いらずで、朝の忙しい時間でも温かいおかゆが楽しめます。
🌸 七草習慣で「体のリセット」を
七草がゆは、単なる伝統行事ではなく、お正月の疲れを整える健康習慣です。
胃腸をやさしくリセットしておくことで、
・体のだるさが抜けやすくなる
・食欲が自然に戻る
・腸の調子が整いやすくなる
といったメリットもあります。
七草がゆを食べながら、体をいたわる時間を持つことで、気持ちもリフレッシュ。
1年のスタートを、健やかな体で迎えましょう。

