地域にあったまちづくりを。
地元工務店6社が有志で立ち上げた「はるひのプロジェクト」
地元住宅会社など6社が共同で行った分譲住宅『はるひの』。関わった株式会社リヴ、株式会社さかき建築工務、株式会社能見工務店、株式会社マサミガーデン、OKAMURA工房株式会社、株式会社小野建築設計は地域にあったまちづくりを考える「NPO法人京都くらし方研究会」のメンバーで、同研究会の有志でこの共同の分譲住宅「はるひのプロジェクト(大原野上羽町プロジェクト)」を立ち上げました。
【TOPIC①】
大原野の昔ながらの街並みを感じられる地域性を考えた設計
別の地域のまちづくりプロジェクトを見学に行った際に、ばらつきのある外観に課題を感じていたことが、今回のプロジェクトのヒントになっています。シンプルで上質な暮らしをコンセプトに、この場所に合う、地域性を考えたまちづくりを大切にしました。大原野の街道筋には、昔ながらの街並みも残っています。そんな雰囲気ともマッチするように、和モダンな外観を軸に、各社が設計しています。通常、こういう分譲地では、家の前に駐車スペースがあることが多いですが、駐車スペースは、家の前の通路部分を隔てたところに集約しています。天気がいい日はウッドデッキや芝生で食事をして寛ぐなど、リビングの延長として使っていただけます。家庭菜園ができるよう、土の部分も設けてあります。
【TOPIC②】
共有エリアが生むご近所同士のコミュニティ
家と庭部分は各家の占有エリア、そこから先、家の前の道や駐車スペースはこのまちの共有エリアとなっています。道も含めた共通エリアで、ご近所同士でイベントをするなど、さまざまな共同の楽しみの場として利用することもできます。本来は家を建てる軒数を増やしたほうが、ビジネスとしてはいいのですが、必要なことはそれだけではないと考えています。まちとして整っていて、なおかつ、ゆとりを感じる、そんなまちにしたいという想いがあります。
【TOPIC③】
6社それぞれが設計・工夫を凝らした家づくり
同じコンセプトのもと、各社が工夫を凝らした家が集まることで一つの街並みができあがりました。それぞれの住まいには、それぞれの会社のコンセプトやデザイン力が生かされ、多様な住空間を提案しています。
■はるひの・大原野
所在地:京都市西京区大原野上羽町
地上2階建/木造/分譲住宅(3棟)/建築面積(5号地):44.86㎡,7号地1号棟:33.33㎡,7号地2号棟:35.20㎡/延床面積(5号地):83.09㎡,7号地1号棟:74.73㎡,7号地2号棟:78.47㎡
■会社概要
リヴグループ/株式会社リヴ
所在地:〒617-0002 京都府向日市寺戸町七ノ坪141番地
代表者: 代表取締役 波夛野 賢
URL: http://liv-r.co.jp