新型コロナウィルスの影響による『介護崩壊』を防ぐため
きたえる〜むの新たな取り組み
リヴが運営しているデイサービス『きたえる〜む長岡天神』にて、新型コロナウイルスの影響による『介護崩壊』を防ぐための新たな取り組みとして、感染が不安で長期でお休みされているご利用者様に向けた安否確認、運動指導の『電話サービス』およびご自宅に訪問し、運動指導を直接する『訪問サービス』を開始しました。
この取り組みがKBS京都番組『newsフェイス』で取り上げられました!
<背景>
新型コロナウイルスの影響により、介護現場は常に感染リスクと闘い、またご利用者様減少により『介護崩壊』という社会問題の通り、非常に厳しい影響を受けています。
「きたえる〜む長岡天神」は、ご利用者様を送り迎えし施設で機能訓練のサービスを提供する「通所介護」施設です。現場は3密を避けられずリスクと隣り合わせ。現場では感染防止のための対策を講じておりますが、ご利用者様も集団感染を恐れ、やむを得ず長期で欠席されている現状があります(新型コロナウイルス影響により約4割の方が欠席)
従来のサービスを受けられず、ご利用者様が心身の機能を低下させるケースもあります。また、介護の負担増に伴うご家族の「介護うつ」を懸念する声や、通所介護の代わりとして役割を増す「訪問介護」もヘルパーや支援の不足に悩まされ、介護の現場では『介護崩壊』が起きつつあります。
「きたえる〜む長岡天神」では厚生労働省が公表した「新型コロナウイルスの流行を踏まえた介護サービス事業所の運営基準などの特例」で「訪問介護サービス」の提供が可能になったことを受けて、「通所介護」の枠を越えたサービスの提供が可能となり、新たな取り組みをスタートいたします。
(厚生労働省発表:https://www.joint-kaigo.com/1/_src/70318/vol823.pdf?v=1568879327981)
(長岡京市の「通所介護」事業者で「訪問介護」サービスおよび「電話」サービスを始めるのは初)
<新たな取り組み>
- 訪問サービス
長期、運動をしないことや、ご利用者様の外出頻度や運動機会の減少による、身体機能の低下や交流機会の減少を予防すべきと考えております。スタッフが定期的に訪問し、機能訓練指導員の作成した運動メニューに沿って、直接指導します。
(訪問メニュー)
・バイタルチェック
・個別機能訓練(上肢・下肢・体幹)
・口腔訓練
・自宅でできる運動の提案等(感染予防体制)
出勤前・昼食前の検温、職員のマスク着用、訪問前のアルコール消毒、
使用運動道具等の消毒、移動車両の消毒。感染予防対策を徹底しております。
- 電話サービス
安否や体調の確認や身体機能・生活状況の確認、痛み等軽減のための過ごし方の助言、自宅でできる運動の提案等、電話でのアドバイスから始まり、状態にあわせて機能訓練指導員が運動メニューを作成し、訪問サービスにつなげます。
(電話内容)
・体調面(バイタル・体調について)
・身体機能面(痛み、可動状態)
・生活面(生活状況の変化、困っていること、良くなっていること)
・運動の提案および運動の実施状況の確認
・痛み等軽減のための過ごし方の助言、自宅でできる運動の提案
リヴではきたえる〜むの新しい取り組みにあわせて、地域の方のお困りごとを解決するサービス『リヴのこまったちゃん手伝い隊』も実施しています。重たい荷物の移動など一人では大変な作業やお家の整理整頓をして出てきた不要な家具・家電の処分、その他リヴにできることであればなんでもお手伝いいたします。